仕事一筋の人生を送ってきた敏己(としき)だったが、30代半ばにさしかかり結婚したいと思うようになっていた。
そんな時、社長から娘の英美里(えみり)を紹介された。そして交際はうまくゆき、初めてのセックスを彼女とするに至ったのであった。
そして、改めて結婚前提の交際を申し込むのだが英美里に断られてしまう。
その理由として英美里はヒロインの昔からの付き合いであるセックスフレンドの比呂志(ひろし)と寝ている映像を見せられ、自分が性欲に対して非常に貪欲でそれを抑えることが出来ないことを告げられる。
それは、敏己では自分の身体を満足させられないという意味でもあった。
しかしこの時既に英美里と離れたくなかった敏己は、セックステクを向上させ、さらにはその時までは他の男と身体を交わらせてもいいという条件まで持ち出した。
自分を本気で愛してくれる敏己に心惹かれた英美里は、試しに一緒に暮らしてみる期間を設けることになった。
同棲中になんとかしてテクニックを身につけようとするがなかなかうまくいかず、その間にもヒロインはこっそり比呂志に抱かれていた。
そんな比呂志に嫉妬しつつも己の不甲斐なさを突きつけられた敏己は思い切って彼にセックステクニックの教えを請うのであった……
驚きつつもその提案を受け入れた比呂志は敏己に英美里とのセックスを見せつけていく。
強く湧き上がる嫉妬心を抑えつつ己のためだからと言い聞かせ、絡み合う二人の姿を目前で見せつけられていく敏己。
そして――敏己の中で目覚めはじめていく、もう一つの感情。だが、彼はまだその事に気づいてはいなかった――。