「あ・・あの、お久しぎぶりです!」
大学からの帰り道、突然カミぎみに声をかけられた。
一瞬誰だったか判らなかったが、以前地域のボランティア活動で一緒になったコだった。
その子は、恥ずかしそうに俯きながら俺に家庭教師を引き受けて欲しいと訴える。
唐突な話ではあったが可愛い子と一緒にいてお金まで頂けるんだから悪い話じゃないので引き受けた。
人見知りで恥ずかしがり屋だが慕ってくれるので悪い気はしない。
そうして家庭教師と教え子という関係が始まって一ヶ月。
彼女が何故か突然知らないはずの俺の部屋までやって来た。
必死こいて製作途中の拘束具を隠して彼女を招き入れる。
一安心してお茶を入れようと台所に立った時、
彼女は壁に掛けたまま隠し忘れた一着の拘束具を手に固まっていた。
しかも彼女が着ける事をイメージして作った一品…。
弁解するより先に彼女にそれらの知識がしっかりあるという事実を彼女の口から知る事となる。
そして、てっきり引かれると思いきや興味シンシンの彼女は想像もしない行動にでる。
「千枝里(ちえり)に付けてみたいですか?」
流石に教え子だし答えに困っていると
「す、好きにしても・・いいですよ? もし してくれたら今日見たモノの事、秘密にします」
こちらからするとあまりにアベコベな内容にフリーズしていると彼女の方から積極的に……。
主人公・公輔(こうすけ)の欲望爆発とヒロイン・千枝里の性に対する貪欲さで
二人の関係はどんどんディープにエスカレートしてゆく。