幼い頃から友達or家族以上恋人未満の関係のままだった主人公・八千草 当麻と三人の女の子「のばら」「かすみ」「ゆりこ」。
幼い頃からいっしょに過ごし、またその中で互いに対する好意をつのらせてきました。
そんなのばらたちが誰にも言わず胸に秘めているのは、幼い頃に当麻とした特別な『ヤクソク』です。
「ずっといっしょにいる」ことをヤクソクしてもらったのばら。
「料理がうまくなったらお嫁さんにしてくれる」ことをヤクソクしてもらったかすみ。
「大きくなったら結婚してやる」ことをヤクソクしたゆりこ。
言葉こそ違っていますが、その内容はいずれも『ずっといっしょにいること』――
それをかなえたくて、けれど『ヤクソク』は子供の頃であるため、それを本気で信じていいのか……
何より当麻に三人とは違う意中の人がいた場合、今の関係は崩れてしまいます。
そんなフクザツな状況は、ある日、彼と結婚する『ヤクソク』をしたという女の子――アイリスが現れたことからさらにややこしいものになっていきます。
不思議かつ空気を読まない彼女は強引に当麻にアプローチしていきます。
それを知ったのばらたちは、奪われる前に奪ってしまえとアイリスと同じように激しいアプローチを繰り返します。
そんなあわただしい日常を過ごす中、トウマは四人全員を同じほどに好きになっている自分に気づきます。
何とかして今の関係を壊さず、そしてみんなとの『ヤクソク』をかなえられる状況を築くことができないかを模索する当麻。
そんな彼の思いを知ってか知らずか、やはり内心みんなで仲良く関係を築けないと考えるのばらたち。
みんないっしょに幸せになろうよ――
当麻と四人のヒロインたちとのラブストーリーが始まります。